パリ

　前日に駅のキヨスクで買えますが、ほとんどの人が「PARI　TURF」という赤い新聞を持ってる。

　残念ながら専門用語らしきものばかりで、のんぱちが持参した普通の辞書「Le Dico」では歯が立ちませんでした。新聞の読み方も分からないところが多かったです。

　日本よりちょっと高くて４ユーロくらい。でも施設はどこもお金がかかっていないみたい。

　購入は1.5ユーロから（中途半端）。購入単位によって売り場が別れています。オッズ表示は日本と同じなので簡単。マークシートは無いので、式別と馬番を口頭で注文。フランス人は他点買いはしないようでした。

　　　日本と同様、７頭立て以下のときは２着まで、８頭立て以上のときは３着までが的中です。

　　　７頭立て以下のときは馬単（１着と２着も順番どおり）扱いとなるので要注意！

　　　流し買いの場合、軸はcheval de base、相手はchevaux associés

　　　あらかじめ２レース以上を同時に予想しておき、１つ目のレースが的中した場合、

特にルールはありません。正装で来ている人は確かに日本より多いけど、ただのオジさんらしき人も一杯。

パリ西部、ブローニュの森の奥にある日本でも有名な凱旋門賞の舞台。数々の名勝負が生まれました。

◎アクセス：メトロ10番線、Porte d'auteuil駅下車。直通バスで約10分。

◎ビッグレース

・凱旋門賞(10月１週)

　芝2400ｍで争われるヨーロッパ最高峰のレース。1998年には日本のエルコンドルパサーが挑戦したが、惜しくもモンジューの２着に敗れた。2005年はそのモンジューの仔ハリケーンランが優勝。

・2000ギニー（５月２週)Poule D'essai Des Poulains

　日本の皐月賞にあたる３歳馬のレースだが、距離は1600ｍ。2006年はデインヒル産駒のオージールールズが制覇。

・1000ギニー（５月２週）Poule D'essai Des Pouliches

　日本の桜花賞にあたる３歳牝馬の1600ｍ戦。例年、2000ギニーと同日に開催される。2006年は１着入線したプライスタグが降着となり、愛国産のタイブラック（父マキャベリアン）が繰り上がり優勝。

３コーナーの向こうに美しい城を臨むことができるとっても優雅な競馬場。隣接した厩舎兼博物館もおすすめ。

◎アクセス：Paris Nord駅から普通列車で北へ約40分、Chantilly-Gouvieux駅下車。駅から競馬場までは歩いて20分くらい。

◎ビッグレース

・フランスダービー（６月１週）Prix de jockey club

　３歳馬の頂点を決するレースですが、2005年より英愛ダービーとの差別化を図って2100ｍに距離短縮。本場イギリスのダービーはアップダウンが激しいのに比べて、こちらは日本のような平坦コース。2006年の勝ち馬ダルシは余勢を駆って愛ダービーに臨んだが、５着に敗れた。

・フランスオークス（６月２週）Prix de Diane Hermes

　３歳牝馬の頂点を決するレース。日本、イギリスのオークスが2400ｍであるのに対して、ここは2100ｍ。2006年は大穴12番人気の英国馬コンフィデンシャルレディ（父シングスピール）が優勝。

パリ中心部から一番近い競馬場。ブローニュの森の入口にあり、障害レース専用。直線が1000ｍもあるので、１～２コーナーあたりはほとんど見えない！

　ヨーロッパの障害のスタートはゲート式じゃなくて、ヒモ式(?)。だいたい馬が並んだらスタートするって感じ。

◎アクセス：メトロ10番線、Porte d'auteuil駅下車。競馬場は目の前だけど、スタンドまでは徒歩約10分。

トロッター専用の競馬場。ヨーロッパならではの速歩競馬が見られます。施設はなぜか大レースがある他の競馬場より立派。上記１～３の競馬場はすべて芝コースのみですが、ここはダートコース。

　速歩競馬には騎乗と馬車の２種類があり、どちらも走ったらアウト！展開次第では半分近くが失格になってしまうこともあって、「訳がわからん！」というのが感想です。こちらもスタートはゲートではなく、並ぶだけ。スタートがかなりいいかげんに見えたのは気のせい？

◎アクセス：RERラインA、Chateau de vincennne 駅下車徒歩約30分。